出資金20万円分の電気は、どの位かな? 
さて、今回の計画に参加した皆さん、20万円を出資した方は、自分で、どれぐらいの電気を自分で作っていることになるのでしょうか?市民共同発電所の1号機のてんとう虫1号君プロジェクトで試算してみます。

出力が4.35kWで、370万円掛かりました。で、これを17人で所有しますから一人分は0.25kWぐらいでしょうか。私の計算では(宮崎の自宅に太陽光発電「ひむか2号くん」があります)一人当たり家庭で使う電気で考えると一人暮らしの人の場合は2.5kWほどあれば良いと言うことが分かっています。ですから、「自分の使う電気の10分の1ぐらいは自分で作っているんだぞ〜」って言って良いでしょう。(ただ、どのぐらい使っているかによります)

さあ、電気のメーター使用量を確認してみましょう。一ヶ月に一回、必ず、ほうり込まれていますから(ま、大抵の人はこの事すら知りません)・・・。さて、どのぐらい使ってましたか?一人暮らしの方で少ない人で一ヶ月150kW時ぐらいから多い人は230キロワット時ぐらいではないでしょうか?ですから、ま、2.5kW分の発電設備を持っていれば良いと言うことが分かると思います。

で、今回の計画で20万円分と言うのは、その10分の1ぐらいですが、先払いしていることを考えれば、「自分が家で使う電気の5分の1ぐらいは作っている」と言っても良いかもしれません。どうです?ずいぶん気が楽になるでしょう?「少なくとも、原発の世話にならなくても、(原発の発電設備に占める割合は20パーセントぐらいのものですから、一応、化石燃料の話は置いといて・・・)普通の生活は出来る」と言えるでしょう。

そりゃ、一遍に出来ることではありませんから、出来る所から始めれば良いのです。で、諦めずに積み上げていけば良いのです。1年に20万円ずつ自分の分の発電設備を作っていけば個人使用分の発電設備は5年で用意できますね。(簡単でしょ?)社会の電気はそんなもので賄えないと言う話がありますが、それは、それ。それぞれが責任を持って作れば良いことで、あなたがそんなに思い悩む必要はありません。少なくとも、そう言っている方がどのような事をしているかを聞いてみましょう。

まず、自分の分を責任をもって作れば良いと思います。それすら出来ない人達に文句を言われたらそう言い返してやりましょう。きっと反論は出来ないでしょう。(でも、する奴がいるんだな、これが…、私はこんな奴はそんな反論をする権利はないと思っていますが…、大抵、こんな事を言うやからは自分で何もしていませんから、相手にしないほうがいいでしょう) さて、こうして自分が電気を作る側に廻ってみると、結構これまで見えなかったものが見えてきます。今まで気がつかなかったものが見えるようになるのです。

これは「消費者の意識=良いものが安ければそれで良い、出来る事ならタダが良い。(酷いやつは自分の分だけ安ければ良い)」から、「生産者の意識=何をするにも本当はコストがかかる、責任をもってつくらなきゃ」という事が分かってくると言う事です。

実際、自宅の屋根に太陽光発電がつくと普通の人ははじめの月は消費量が、4割も減るそうです。そして、ちょっと、気が緩んで、最終的に2割へって安定状態になるようです。ただし、これはちゃんとそれなりのコストを支払った人のことです。これが無料=ただ でくっついたら何にも考えなくなってしまうでしょうね。

この取り組みは単なるきっかけです。自分でやらなければ何も分かりません。自分でするからこそ分かるのです。(でも、多くの人は何もしたくないようですね。そういう事で言うと今回のなんてんの取り組みは自己負担の無い方でこの事業に理解を持って参加している方がどのように行動するかの試験?でしたね。結果は2割は確実に減ったようです)見える問いうことはすごく重要な事のようです。

エネルギーの問題は自分の使う電気を自分で作る事によって初めてより具体的に分かって来るのです。

ま、こんな風にかわると、随分、無駄な電気が使われていると言う事に気がつかれると思います。何が無駄かはその人の価値観にもよりますが、個人的に思うのはパチンコやさんの電気は随分、無駄な気がします。あそこの電気料金は私たちが使っている電気料金より遥かに安いキロワット当たり15円ほどだと言うことです。ま、幾ら高くなっても、それ以上に儲ければ良いと思っている所では電気の使用量は減りません。
 
でも、このような所で使われる電気の価格はもっと高くても良いような気がします。如何でしょう?

(初出)1997/06/18
(変更)1998/05/31      ng-nd@m2.seikyou.ne.jp ご異見のある方はメール下さい。