2002/04/03  4/23 9/18 改稿 ウェッブ公開


原発には放射性廃棄物と言う金利がついてます・・・。



とうとう仲たがいを起こしてしまいました。(電力資本と霞ヶ関の官僚の蜜月は終わったみたい・・・。みたいに見えるけど、実は机の下で脚をけり合っていな がらも実は既得権益をどう守るかと言う取引をしてるんじゃないでしょうか)


原 子力と言うのは最終廃棄の目途も立たないまま大々的にはじめちゃった経緯があります。日本人お得意の問題の先送りです。ところが金利がついちゃってます。 金の問題なら誰かが損を被ればいいのですけど、残念ながらこの問題は放射性廃棄物と言う金利がついてこれは実体として残りますので、困るんです。

以下朝日新聞の記事


原発「後処理」費用、30兆円にも 電事連の長期試算で

 原子力発電所で発電をした後の 放射性廃棄物処分や発電所撤去、核燃料再処理などのいわゆるバックエンド(後処理)費用が、電気事業連合会による初の長期試算で、2045年までに全国で 約30兆円にのぼることが明らかになった。電力自由化で競争が激しくなるなか、電力業界からは、こうした負担を軽くするため、政府の新たな支援策のほか、 核燃料再処理計画の凍結を求める声も浮上しつつある。

 電力自由化論議の本格化を控 え、電事連が中心となって昨年後半から試算を積み上げてきた。

 原発の使用済み核燃料から再利 用のためのプルトニウムを取り出す再処理工場が、青森県六ケ所村で05年7月に運転開始を予定している。試算はこの工場の稼働期間を40年と仮定し、同工 場を止めるまでの総費用を計算した。

 また、現在52基が商業運転中 の原発についても、稼働期間を40年と想定し、一定の増設を見込んだうえ、解体・撤去のための積み立て費用や高・低両レベルの放射性廃棄物の貯蔵・処分な ど一連の費用を織り込んだ。

 その結果、六ケ所村と全国の原 発にかかる総費用は約26兆6000億円に達した。

 これには、(1)再処理中に発 生する超ウラン元素(TRU)廃棄物の処分(2)再処理工場そのものの解体・処分のための積み立て費用は含まれていない。(1)と(2)については、現 在、管理対象の廃棄物となる放射線レベルなど処分基準が制度化されておらず、「ルール次第で大きく変動する」(関係者)ためだ。

 概算では、TRU処分を3兆円 程度、工場の解体・処分の積み立てを1兆円程度と見積もり、総額は約30兆円という。うち、再処理関係だけで10兆円程度とみられる。

 電事連は期間中の原発の総発電 電力量は、稼働率を8割と仮定して約16兆キロワット(kW)時と試算しており、1kW時あたり2円弱の負担となる。

 原発の撤去や再処理費用の一部 は積み立てが始まっており、すでに電気代に織り込まれている費用もある。しかし、電力各社が再処理工場に長期的に支払う費用負担などは含まれていないう え、事故などで工場の稼働が止まると、人件費や修理費、金利などで毎年800億〜1000億円の損失を生み、新たなコストが加わる。

 電力業界はもともと、政府とと もに「原発の発電コストは安い」とPRしていたが、後処理に巨額のコストがかかるとの試算は、その主張と矛盾しかねない。すでに、「廃棄物の発生者責任が 原則」(経産省幹部)と電力会社の負担を求める政府と、公的支援を求める機運が高まっている電力業界との対立も生まれつつある。

 さらに、再処理で取り出したプ ルトニウムを使ったMOX燃料を通常の原発で使うプルサーマル計画には、各地の抵抗が強いことも重なって、コストの面から計画の凍結を求める意見も業界内 外で出始めている。

(03/31 02:59)


しかし、裏取引があるんでしょ う。どう言うシナリオで国が被るか=国民が税金で負担するか・・・。バブル崩壊後の企業の赤字を国民の負債に付け替えているように・・・・。で、きっと人 の良い日本人は、お得意の国民総懺悔論でこれで納得させられるんでしょう・・・。

そして、次の事件が起こりまし た。


東電3原発、自主点検作業で29件の不正記載

 [東京 29日 ロイター] 経済産業省の原子力安全・保安院は、東京電力<9501.T>が1980年代後半から90年代にかけて福島第 一原子力発電所など3原子力発電所で行った自主点検作業に不正記載のおそれがあると発表した。

 原子力安全・保安院によると、ひび割れの有無やその兆候といった検査結果や修理記録、日付の記載などについて不正が行われた可能性がある。東電側から は、現時点では未確定だが、こうした不正の疑いが3発電所で29件あるとのリストが提出された。

 同院では、原発の保安体制が損なわれるおそれもあることから、厳正な調査を行う方針だが、これまで入手した情報によれば、3原発のうち8基の原子炉でひ び割れなどが存在する機器が残っている疑いもあるという。(ロイター)

[8月29日21時27分更新]


これはその後の調査で、東電だけではなくその下請けも含めてトラブルを隠し続けてきた事実が明らかになる。また、暗黙のうちに国もそれを認めていたという 事実も出てきた。しかし、9月18日現在、まだ国策であるプルサーマル、核燃料サイクル政策は堅持されている。

この唯一の理由は使用済み核燃料が電力企業の資産に計上されているからであろう。自由化で経営が厳しくなっている電力企業にこの本来なら負債としかならな い使用済み核燃料が経営の足を引っ張るこことになるからだ。ただでさえ巨額の有利子負債を抱え込んでいる電力企業がこれを償却することは不可能だろう。

それは国策として電力にその実務を押し付けてきた自民党と二人三脚で推進してきた官僚の政策が問われることになるからだ。

2002/20/22

確か、六ヶ所村の再処理工場の建設費って当初1兆4800億円だったんですよね?それが一昨年ぐらいに2兆1800億円になっていて、つい今年の3月には

3/25(日経) 日本原燃の再処理工場 総事業費 3兆9000億円に 電気料金に跳ね返りも 六ヶ所村

 これまで公表されていた建設費 2兆1,400億円に加え、完成時から15年後までの再処理費用を除く諸費用が 1兆7,600億円かかる見通しであることが分かったことを複数の電力関係者が明らかにした。増加分は電力会社からの再処理委託費に上乗せされるため、将 来的にはコストアップ要因になりうる。


って事になってましたわ。(後出しのじゃんけんってズルでしょう?)

また、これとセットで開発が進められていた高速増殖炉「もんじゅ」(1995年12月に事故で停止)のほうは、今でも関係者によると年間200億円の予算 を使っているそうだ。確か、このうちあの危険な金属ナトリウムを液体状態で保持するための電気代が月に2億円とか言ってましたらこれだけで年間24億円で す。もうすぐ7年ですから168億円ですわ。(これが太陽電池にでもなっていたらその分だけでもきれいな電気が作れましたやで〜、勿体無いことですわ)

2004/07/22

上で述べてたことがさらに明らかになってきてますが、依然として国策とかですすんでます。こんだけの資金を太陽光発電とかの自然エネルギー開発に廻したら 今頃、日本は世界でもっとも尊敬される国になってただろうな。

巨大科学は巨大資本の利益と合致し、その研究者たちは権力に擦り寄る。この小さな美しい星を未来の人たちが住めないようにしてしまうにも関わらず人は目先 の利益追求で走るように洗脳されている。