2000/03/02

牛小屋の屋根を市民共同発電所に・・・

日本で最初の市民共同発電所「ひむか一号」のある、宮崎県串間市に「太陽光・風力発電トラスト」が新たな取り組みとして一次産業との協力で新たな市民共同発電所を作ることになりました。

場所は串間市高松の志布志湾に面した海岸沿いの地です。志布志へ通じる国道220号線から良く見えます。これまで、串間原発立地への反対運動を担ってきた若い畜産経営者の山下芳数さんの牛小屋の屋根です。山下さんは小牛の生産農家です。ここに居る牛さんは全部で70頭ほどで殆ど山下さん一人で世話をしています。成牛は勿論、メスばかり・・・。(小牛生産は今、殆どが人口授精ですから、オスの成牛はいません)後は子牛です。子牛さんは10ヶ月ほどに育ったところで、セリに掛けられて肥育農家へ引き取られます。

環境の事を考えてて、牛さんの餌は自分の農地で出来るものを使っています。肥料は牛さんの出すうんちやおしっこです。それを農地に還元して循環型の経営を心がけています。かれは草を噛んでその草が良い草かどうか判断するそうです。で、硝酸態窒素の多いものは苦いと言います。ちゃんとした農地で育った牧草は甘いそうです。出来れば、今、そのまま肥料になっている牛さんのうんちやおしっこでバイオガスが出来たら良いなと話しています。
 
 

 
牛小屋全景(前を走っているのはJR志布志線)


「子牛の目は可愛いよ」と言う山下さん

 
 
 

ここの屋根は強化FRPの波板で葺かれていますけど、何と南向きの面だけで400uはあります。実に広い・・・、と言う事は全部のせれば40kWのシステムが載るんですよ。12〜3軒分の家の電気が作れるんですが、一度に全面に載せるのは無理なんで、手始めに家庭用の3kWシステムを載せて、順次、資金が集まり次第、増設しようと考えています。

で、同じメーカーのものを載せても面白くないので・・・。各社の製品を載せようと思います。そうすると、何処のが一番きれいな電気を沢山つくれるかが分かっちゃうんですね〜。(こう書くと、各メーカーさんは良いパネルを集めてここに納品するかもしれませんね〜?ま、頑張ってもらいましょう。発電オリンピックしましょ)

ということで、将来、ここは殆ど太陽電池のショーウィンドウのような所になります。新しい串間の名所になるかもしれませんね。

さらに、間違った方法で出されているの国など補助金を正しく使うために経済的犠牲者を生まないレートインセンティブ(発電原価保障)方式の支援制度を実行します。これはそれぞれの発電所の設置年度毎の発電原価を保障するもので発電量に応じて支払いますから不公正さや不公平さを無くすことが出来ます。

その対象は、同じ串間市にある市民共同発電所のプロトタイプの「ひむか一号」君です。(ここは、これまでの5年間、補助金も貰わずにきれいな電気を作りつづけていますが、発電原価は本当は200円以上?するにもかかわらず、21円ほどでしか社会にきれいな電気を供給できませんでした。変でしょ?)

そうそう、この11月には市長選挙があります。一応、九電は原発の推進を止めている様ですけど、次には廃棄物貯蔵施設、中間貯蔵施設が来るかもしれません。冗談じゃないですよね。で、そんな補助金頼みの援助交際の様な町興しではなく、ちゃんと自然エネルギーを生かした自立した町興しを、ここからどんどん、提言していきましょう。土俵はこちらが作ります。見えるものにすれば町の人達もだんだん変わっていきます。

息の長い取り組みになるけど、楽しいじゃないですか・・・。

まだ、正式の事務局体制が整っておりませんが、近々、口座およびその他の規約などを決めます。資金計画なども決まり次第UPします。



予定では・・・