1999/01/04

京都府が風力発電事業 
NHKニュースから

京都府は、風力発電の事業化に向けて丹後半島の伊根町で去年から行っている採算性などの調査を進めるとともに、今年夏頃までには発電装置の設計に取り組む事にしてます。
 

風力発電は環境に優しい発電の方法として注目されていて京都府企業局では通産省の外郭団体のNEDO・新エネルギー産業開発機構と共同で、事業化に向けた調査を進めています。

調査は、去年10月から始まり、丹後半島の先端の伊根町にある標高683メートルの太鼓山の山頂付近に鉄塔を建てて風速や風向を調べました。その結果、この周辺では平均6.2メートルの西の風が吹き、風力発電を行う目安となる5メートルを超えている事が分かりました。

京都府ではここに、長さ20メートルの羽根が3枚ついた高さ30メートルの発電用の鉄塔を9基設置する計画で、今年なつごろまでに施設を設計する事にしています。そして、NEDOの審査を受けて早ければ来年度、平成12年度中に着工したいとしています。発電装置は一基490kWの出力があり、完成すれば3000世帯分の電力を供給できると言う事です。

自治体の風力発電は高知県の野市町や石川県の松任市で始まっていますが、京都府のように大規模な風力発電の事業化を目指す取り組みは全国でも珍しいと言う事です。


〜 このニュースに関して 〜

ヨーロッパの各国でも風力は最も有力な再生可能エネルギー資源の一つとして、普通に取り組まれている事は環境問題に興味のある人には周知の事実であるからやっとこの日本でもと言った感がある。
 
(しかし、今更、環境に優しいなんてキャッチフレーズを使うのは如何なものかな?ま、当方のHPで、環境に優しいエネルギーを・・・何て書いてるけどね)

この建設予定地、伊根町は丹後半島の突端、太鼓山はその一番標高の高い部分、その丹後半島の西側に付け根にある久美浜は関西電力の原子力発電所の立地候補地の一つである。
 
今回このニュースで注目すべき点は、これまで、自治体の取り組む風力発電事業は市町村レベルのものが中心だったが、都道府県レベルではこれが初めてだろうと言う事だ。

大規模なものは三重県の久居市が総出力3000kWで青山高原で事業化する先例があるし、北海道では企業がこれもかなりの規模の風力発電基地を建設する動きがある。
 
これは、地方が自立の方向としてエネルギー問題に取り組むと言う事では評価に値する。しかし、問題はどこまでそれを考えているかと言う事である。(機会が有れば聞いてみよう)