2002/01/01  2003/03/05 改稿

次世代に引き継ぐために・・・

「太陽光・風力発電トラスト」運営委員・中川修治 


2002年になりましたが、まだ、私たちは過去に提示された問題の解決を見ていません。下のものは昨年から考えていたものですが、結局、こうした方策を採るほか無いのかもしれないと思いたっています。これは、今生きている私たち現世代の責任なのだろうと思います。

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私達のなすべき事は・・・

持続可能な社会を支えるための根幹となるエネルギー供給のためのインフラ整備、つまり・・・
 

1.太陽から地上へ降り注ぐエネルギーの流れだけを使うエネルギーシステムへの変更

1.化石燃料食い潰しの経済で出来あがった資本の再生可能エネルギー変換装置への再固定化

1.生産されたエネルギーに担保された金利を生まない通貨制度への転換
 

の三つで、これをどう地域主導で公平で公正な仕組みに実現するかにある。
 

 私達が生きているこの地球は物質的は閉じられた系である。唯一、ここに入って来るのは太陽という核融合炉から放出された光と熱のエネルギーだけである。そして生命はその流れの中で今の生態系を作り上げてきている。

 19世紀後半から始まった産業革命以降の文明の在り方では、持続可能ではないという事が明らかになっていいる。これまでは捨てさえすれば良いのだという神話に近い考え方でやってきたのだ。しかし、その考え方が間違っている事は誰の目にも明らかになっている。それほどこの地球の自然は余裕があるものではないのだ。

 昔もそうだった?嫌々、その比べる昔にはプラスチックは無かったし、燃料は化石燃料ではなかったのだ。このままでは次の世代はゴミの中で暮らさねばならなくなるだろう。それは目に見えるゴミだけではなく、大気中に捨てられたCO2というゴミの中でも有ると言う事だ。

 私達は、あまりにも甘えすぎてきたのだ、この地球に・・・。

人類の幼年期は終らねばならない。

何故、地域主導で行うべきなのか?

 理由は、本来有るべき姿に戻すと言う事なのだ。太陽エネルギー経済ではエネルギーは希薄な地上に降り注ぐ低エントロピーのエネルギーに依拠する。それをわざわざ化石燃料を大量に食い潰して作った都市に運ぶというのは無駄というものだ。さらにそうして出来あがった権力に依存する仕組みそのものが抑圧的過ぎる。これは、あまり、気持ちの良いものではない。

 そもそも、現在支配的である資本そのものが化石燃料や資源を食い潰す事で蓄積されたものである。この資本の集中への欲求をそのまま認めること自体が合理的ではないだろう?むしろ、分散してそれぞれに責任を分う分権社会を作るほうが合理的である。

 さて、現在の仕組みで、どれほどのお金がその地域から流れ出しているのか・・・。

 電気を使う事はその発電事業者にお金を支払う事。一体どれほど支払っているのか・・・。電気料金に組み込まれている2%の電源開発促進税が宮崎県分だけで50億円近いと言われている。つまりその50倍のお金が、宮崎から九電に流れているのだ。2500億円だ。(滋賀でが70億ほどであった)

 (宮崎県の一般会計の予算規模は、6,811億7,800万だからその三分の一以上という膨大な数字である。自主財源としている数字とほぼ同額である)

 これを放置すれば・・・、総体的な窮乏化が進む事になるだけだ。そしてその対極に巨大な恐ろしく巨大な一企業による支配が進むのだ。これは何を意味するか・・・。実に非民主的な中央集権的な社会を生み出す事になるだろう。特に現在、地域の資源を生かしきれていない地方は、その下部構造により強く組み込まれ、若しくは、見捨てられるしかない状況となるだろう。

自然エネルギー変換装置へ投入する資金が無い?

 それは言い訳にしか過ぎない。全く金が無いならその地域社会は既に崩壊しているだろう。勿論、今のままでは崩壊するだろうが・・・。資金は無いと思われているに過ぎない。また、その資金は実はその地域から逃げ出しているに過ぎない・・・。また、その大部分が正しく投資されていない事に問題があるのだ。

 地域の金融機関にどれほどの資金が預けられているか調べてみれば分かるだろう。しかし、それは勿体無い事に、十分に地域内で活用されていなかったりするのだ。その流れを作る事が最も重要な事なのだ。

 相対的に資金の余裕がある年配の世代の資金をどう社会的に有効な再生可能なエネルギー生産装置へと固定化するかである。若い世代には資金の余裕は無い。それにも関わらず、その世代からの所得移転によって高齢化社会への対応を考えるのは愚策である。これは世代間のコンフリクトを生み出すだろう。

 また、こうして地域の生産装置に固定化され新たな価値を生み出したものがどう正当に評価されるべきかを考慮せねばならない。年金などの資金が投入されるべきなのだ。それは博打と言って良いような金融、環境を悪化させるような現在の生産の流れに投入されるべきではない。

 また、それによって持続可能なシステムへと変わるように制度がデザインされねばならないのだと思う。

自然エネルギー変換装置は生産装置である。

【太陽電池】 マイクロチップは半導体工業で、太陽電池は半導体農業だ (濱川 圭弘)

 それは我々が日々必要とする電気エネルギーを生み出すのである。それも、CO2と核廃棄物というゴミは出さないで・・・。
 
 さらにそこに資金が投入されなかったら食い潰してしまうだけの=未来の世代から盗んでいるといって良い化石燃料や原発によってしか生み出されないと思われている電気という貴重な財=貴重な新たな価値ある財を生み出すのである。民衆の多くがそのことを望んでいる。未来へ投資する事が望まれているのだ。

 個人の屋根に有ろうが会社の屋根にあろうが、それが系統に繋がっているという事は社会全体のエネルギー供給のインフラストラクチャーとなっているという事なのだ。片や、既存の電力はそれによって利益を得て個人の場合は経済的な不利益を蒙るのが当然だというのはやはり大きな社会的な不公正である。

 こうした不公正を看過する事は社会全体のモラルハザードを生む事となるだろう。実はこの問題の最も重要な点はそこにあると考えて良いだろう・・・。つまり、今、問われるべきは、社会全体の為になにかよいと思われる事をするのは経済的に余裕があって他人よりも良い事をやって良い気持ちになれる人だけしかできないという日本独特の常識なのだ。

 CO2を出してない事をどう評価する?削減分だけを評価するべきか・・・。それはその2倍以上の効果を持つと考えても良いだろう。また、持たせるべきだろう。

 一方はその分だけ確実に出すのだ。片や、自然エネルギーは全く出さなのだ。現状ではその効果が全く考慮されておらず不公正である。これは適正な評価がなされるべきである。

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私たちの日々の営為が歴史になるのです。好むと好まざるとに関わらず・・・。

※昨日までの自宅の太陽光発電の総発電量は35800KWh程になってました。小さいけど、もくもくと環境負荷の無いきれいな電気を作りつづけています。そして、市民共同発電所も同じく社会に環境負荷のない電気を送りつづけています。

スペシャル・サンクス・TO GRS morino



2003年2月17日に8年間運用し、4万キロワット時を超えています。年間5000Kwhは確実に生産しています。

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   【きれいな電気が汚い電気と同じ値段は、やっぱ、おかしいでしょ・・・】
   
      環境負荷の無いきれいな電気は有機無農薬野菜と同じだよ!   
    
   では、『太陽光発電』とは?
 
  それは、個人の屋根の上にあっても牛小屋の屋根にあっても、
 
   社会のピーク電力供給をささえる屋根の上の クラインガルテン 〜  

   「市民共同発電所」てのは、市民が直接、お金を出す

       ほんまもんのあるべき「公共事業」ですよね。     

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   中川修治  

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            PHS      070-5500-4474   

 「市民共同発電所」全国フォーラム
     本年8月10日(土)〜11日(日)大津市にて開催
      HP    http://page.freett.com/kh_solar/       

  自然エネルギーを無理なくみんながつかえる社会の仕組み作りを目指す

      「太陽光・風力発電トラスト」のホームページ
      
      http://www.watsystems.net/~trust/
                    
   (個人ページ)は http://ha2.seikyou.ne.jp/home/ng-nd/(偶には見て・・・)
 
 ※どっかの大学で雇ってくれんやろうか・・・?
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※これらの内容に関してはゲゼル研究会森野栄一氏に貴重なアドバイスを頂きました。