2008/01/26

太陽光発電の電力系統における価値=負荷平準化効果について

最も大きな価値は、負荷平準化である。日本の社会での電力需要に関してはどういう状態で電力が使われているのかを下記に示す。人間の社会の活動は昼間に多くの電力を使っているそして、私たちは未来のエネルギー供給のあり方として右の図を目指したいものです。

電力の現状と未来

私たちの市民共同発電所「照葉ちゃん」です。NPO法人が多数入っているオフィスビルとでも呼ぶべき建物の屋上に設置されています。出力は4.2Kw程度で、角度が水平から50度ほどまで変えられます。台風時は水平にして風を逃すことが出来ます。また、夏場は殆ど水平に、冬場は50度近くにまで立てて太陽の光を効率的に受けられるようにしてあります。

   

で、実際にNPOハウスでのここ1年間の電力の需要と供給を記録しているのでそれを見てみよう。以下は夏場の代表的な時間帯別の電力使用量とこの建物の屋上に設置された私たちの発電設備の電力供給の様子です。赤の線が電力の使用状況で緑が私たちの発電所の電力生産の様子です。ご覧になられるとよく分かりますが、実にこの建物の負荷を平準化していることが分かります。つまり、その分だけ電力企業の余分な発電設備の稼動負担を減らしているのです。なのに、そうした価値を認めてはいません。





8月26日は休日でしたので殆ど電力の需要はありませんでした。この電力供給の様子は冬場も殆ど同じ傾向です。


さて、この建物は元々、県企業局の独身寮として使われていたものです。その役割が殆ど終わっていたのをNPO法人「宮崎文化本舗」が一括して借り上げ、個々のNPOに事務所として部屋を提供しているのです。この発電設備は以前は太陽熱温水器が設置されていました。そして、その設置によって利益を受けていたのは県の企業局でした。この発電設備を設置するに当たりこの役割を終えた太陽熱温水器を取り外し処分せねばなりませんでした。勿体無いので、誰か引き取り手を探そうとしましたが、なかなか見つかりませんでした。そして、屋上の片隅に仮置きしていたのですけど、昨年の新年度には屋上の防水工事を行うから撤去しろといってきたのです。まあ、これには呆れました。私たちの事業が赤字でやっていることを知っていながらです。全く・・・。で、私たちは4人がかりで手ですべて降ろしましたし、処分費用も私たちが赤字の中から出したのです。



さて、その企業局は県庁の斜め前にある企業局本庁舎に太陽光発電設備を設置するのだそうです。そして、その件については県議会で疑問視されていました。まあ、企業局も程度が低いなら質問した県議会議員も程度が低いというのが私の感想です。まず、県民が主体的にうごくこうしたプロジェクトを支援することこそが地方自治体のお仕事ではないかと思うのですけどね。全く、そうしたスタンスでは無いようです。

以下、工事の様子

   



30枚もの重さは40Kgはある温水器のパネルを人力で降ろしたのです。バッグは手作りでロープを掛けて5人ほどでほぼ半日掛けて降ろしました。実に重かった・・・。みなさんボランティアーです。あんまりでしょう。この温水器のメリットを享受したのは県企業局です。そして後始末を県民に押し付けたという事です。出来れば、企業局でやってほしいというと「あんたらが勝手に発電設備を載せるからゴミになった。だからあんたらがその費用を持つのは当然だ」と言ったのです。私は宮崎県の公務員=パブリックサーバントがこの程度のことしか考えていないのかと悲しくなりましたね。今後、そうした考え方はなおして欲しいものです。