2006/05/24


どうしてこんな事が起きるのだろう?

NEDO事業ってまったくとんでもない公金の非効率不公正利用
(実例
その1)


NEDOの事業は太陽光発電に関しては半額補助がまだ続いてい る。一般家庭用はすでに価格は下がった(嘘です)のでその役割を果たしたとして終了。で、談合で1kWあたりの価格が下がらなかったNEDOの大型物件。 ここにはまだまだ補助金が出されている。(いや、太っ腹)

さて、そのひとつを取り上げてみる。この施設の総出力は 200kWとかなり大きい。さらに、何とバッテリー80kWまで併設、負荷平準化効果がある上に、突然、系統がダウンしても大丈夫だという最も先進的なシ ス テムである。(昔の独立型に似ているけど、系統につながっているのでさらに系統の安定化に役立つシステムではある)

 

さて、お値段が、お幾らかが気になるでしょう。お高いのです。

当初定価ベースで4億円!って

高すぎる!そりゃ、そう だよね。

で、談合破りをしたんです。ある業者が・・・。で、その価格な んと契約書では2億1000万円。(実にいい加減な初期見積もりの値段のつけ方だ)1Kwあたり、 太陽電池もバッテリーも込みでなら1kW75万円。(バッテリー部分だけだと初期見積もり1億4000万。値切られて7000万。帳簿上は1Kw70万 円)キックバック4000万なら太陽光発電部分のみが1億円。1キロワットあたり50万円となる。これはNEDO物件としては平均よりもかなりお安 い。で、NEDOから支払われる補助金(元は皆さんの支払った税金)は1億500万円分です。

では適正な価格は幾らぐらいだろう?おそらく、このシステムな ら2億5000万程度だろう。

で・も・ね・、この写真見てもらえると分かるけどこの設備の周 りにある家に一軒も設置されていないんですよね。

でもね。これがNEFの1kWあたりたったの2万円の補助金と 言うスキームでなら一体幾ら設置できたでしょう?

5万2500kWだ。1,5軒分の電気を賄える5kWのシステ ムで何と1万軒分だ。この建物の周りの家全部だけではなくこの田舎町にあるすべての家の屋根に設置できたでしょうね。人口が3万5000人ぐらいの町だも の・・・。

さて、ここの経営者は実は、この町に住んでいないと聞いた。住 民票の住所は東京だと言う。という事で、ここでの所得税は東京都へ支払われています。で、ここに勤めていて住民税に支払っているこの町の人たちの給料は、 実は下がっているのだそうだ。理由は、この設備にお金を掛けたから皆さんに支払えないと経営者は言ったらしいのだ。呆れたものだ。ちゃんと仕事をした人に 給料をまともに払わない?一体、何時の時代の話なのだ?

外観は近代的できれいに見えてもやっていることは昔の極悪資本 家と同じだ。ちゅるちゅる生き血を吸う音が聞こえそうだ・・・。

でもね。実は違うの・・・。

2億1000万円のうちの1億500万円は必ず、お国が支払っ てくれるよね。NEDO事業なんだから・・・。で、残りは1億500万円。このうちの9割ぐらいは特別減価償却として税金から差し引いてくれる の・・・。、勿論、あと1000万円ぐらいは支払わないといけませんよ。でも、1000万円で200kWの太陽光発電が設置できたんだから良いでしょう? 200kWの太陽電池から生み出される年間20万kWhの電力は自分のものだしね。これが1kWhあたり10円でも200万円でしょ?それに、バッテリー を併設したから確実にデマンドも下げられるよ。むしろ、こちらのほうが経済的な効果大きいのよね。

で、さらに裏話。この設置業者にここの経営者氏は「君ね、3本 宜しくね」って言ったそうだ。厳しいからねこの業界。で、「良いですよ」と答えたそうなのね。で、この一本は桁が違ってたんだって・・・。

さらに・・・。工事にかかった費用がはじめの予定とは違って、 大幅に増えたのだそうである。設置場所は変わるわ。屋根の防水工事も後先になるわで、特性のゴムシート。パワーコンディショナーの設置場所が変わって1本 数十万円するケーブルが余分に6本などなど・・・。で、強度計算をしてみるとこりゃ、大地震が来たら保証出来ないという重量物が屋根に載った訳です。だか ら・・・。で、現場を見てみたら架台の基礎の大きさが違っていたんだもの。

で、NEDOの検査が来ました。何しろ6年間は共同事業ですの で、半分はお国の資産ですからね。(因みに6年後には10分の1ぐらいまでに簿価を落としたお金を支払えば全部自分のものになるのです。変ですよう。まだ まだ税金で作った価値を生み出すものを何で企業なんかにうっぱらうの?)で、彼らは一生懸命にパネルを掃除しました。怖い怖い検査官様の為に・・・、だっ て1億500万円でなかったら大変です。設置者が詩hらってくれそうに無いお方でございますからね。

なのにこの検査官が「私はバッテリーが専門なので太陽電池のこ とは分かりませんわ」と言って、折角、苦労して設置した太陽電池を見ようともしなかったのだそうです。(多分、バッテリーメーカーから出向で来てる人なん でしょう。NEDOは管理職とかは経産省から来てて、普通の人はメーカーから3年ぐらいの期間で来ますからね。こりゃ、官と産の談合構造そのものですな)

で、気が進まないこの検査官氏を、業者の方は、折角ですからと 屋上までお連れしたところが、パネルの2.3枚の裏側の数字をチェックしてメモして帰られたそうです。ま、全部だと大変ですけどね。何しろ200kWです から・・・。この出張旅費は勿論、税金です。

この業者さん曰く「地球環境のことを考えたら、兎に角、太陽光 発電は設置したいじゃないでか。これだけの太陽光をたったの1ヶ月ほどでできるのはわたしんとこだけですよ」と、結局、ここで出てしまったおお赤字の 400万円を穴埋めするために今土地ころがしをやっておられます。バブル再来これが来なかったら首を括っていたかもしれません。

これが、日本のNEDOによる産業用太陽光発電普及の実態で す。すばらしい補助金政策でしょう?過日、行われた説明会では75万円ぐらいが相場ですとか何とか・・・。これを指導っていうんでしょうかね?あっはっ は、笑っちゃいますね。だから、今や、病院とか儲かっている企業とかが結構、群がっていますよ。このNEDO事業にね・・・。

でも、その予算の範囲内でしか事業は行われませんので、だって そうでしょう?やらなくたって電気はこまりませんもんね。104億円の事業費で設置される規模は3万キロワットぐらいのものですね。それがこの補助金が生 み出す市場規模です。これじゃあ、とても日本のメーカーが生産する年間80万キロワットを超える太陽電池の市場創出効果なんてありえませんな。笑えます。

で、結果、日本の太陽電池の3分の2が海外へ輸出されるんで す。因みに、この年度の予算は94億円とか104億円とかです。これを一般家庭の補助金スキームで出してたら50万kWは設置できましたね。これって殆 ど、昨年一年間で海外へ輸出された太陽電池の設備容量です。

(ただ、3Kw、6万円ってのは殆ど設置者が合い見積もりを取 れば下がる価格。あほですな。こんな金の出し方は・・・。やるなら、もっと効果的な金の出しかたってありますよ。こいつら金の使い方が下手なんですよ。い や、一部の人間の為だけに金を動かすのは上手ですな)

って書いてましたら、NEDOからこんなんが出てます。

http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/180525_3/180525_3.html
平成18年度省エネルギー・新エネルギー対策導入促進事業に関わる受付期間の延長に ついて

分かります?

つまり、新エネ促進事業はモノが濡れ手に泡で手に 入れられるが、省エネって辛気臭いじゃないですか。だから、こういうことになるんですわ。ああ、実にお馬鹿です。さらに今年度の後期分でのさらなる増設を この病院経営者は考えているそうだ。その規模は300Kw。総額2億円とか・・・。実においしい話になる。みなさんが支払った税金でお金持ちに太陽光発電 をプレゼントするのがNEDO事業なのですよ。

こうした事業をすることがこの国では正しい普及策と誉められる んです。

さて、原発の比率が日本よりもずっとお高いフランスがとうとう 太陽光発電と風力発電の買い取り価格支持支援制度を作っちゃいました。ま、判断としてはまともです。コストから見て冷静に考えれば、そういう判断になるで しょう。実に合理的な判断ですな。日本は神さまが付いているとでも思っているのでしょ。付けの支払いは責任のない若者たちです。借金作ったのはその前の世 代ですからね。

親の因果が子に報い・・・。嫌な言葉です。自己責任というのな ら製造物責任、問われるべきは彼らでは有りません。