ご覧いただいたデータで、既存の他の発電方法との比較では、原子力発電はコスト面で全く割りが合わないという事がお分かりいただけたと思います。今後、コスト面で競争する為に規模の拡大で切り抜けようとしていますが、それにも限界があって、半額に下がる訳でもないでしょうから、この数字は大きな意味を持っていると思います


もう一つ、ここで問題点を指摘しておきます。こうした電源の大型化は、万が一、事故が起こったさい、一挙に大量の電源を失う事になります。そうすると、何がおきるのか謂わなくてもお分かりになると思いますが、システムダウンが起こります。それも、広範囲に及ぶ・・・。

さらに、原子力発電が推進されると、夜間、電気が大量に余る?状況を作りだされ、非効率的な電気温水器(お湯を電気で沸かすことが非効率的!と私は思います)が、増えと、深夜に氷を無理に作って冷房用に電気を大量消費させようというおかしな使い捨て文明の在り方自体がますます、当り前の事になってしまい、こうした事が何の反省もなく環境負荷を増やす事なります。賢明な読者の方はお分かりと思いますが・・・。

唯一、推進派がその根拠としているのは、二酸化炭素を出さないという一点です。(環境にやさしいとか言っているようです)しかし、放射能のごみは増え続けます。此の事をどう考えているのでしょうか?推進している人が死ぬまで面倒みても、放射能はなくならないのです。自分の未来を喰つぶすだけならまだしも、子孫の未来まで喰つぶそうとしているわけですね。何故なら、この放射性廃棄物をその放射能が無くなるまで面倒を見なければならないのですから・・・。

化石燃料を温存するって言っているようですが。温存などされる訳がないでしょう。少なくとも、化石燃料の価格は彼等が決めるものではありません。世界市場の受給バランスで決まるもので、原発を推進すれば、化石燃料の消費が減るという訳ではないですね。化石燃料の消費が減るには、唯一価格が高騰するしかないでしょう。(此の点で来年のCOP3は人類の知恵が試される取り組みへの一歩です)化石燃料の消費は現時点では誰も止めないから、価格が安くなればも〜〜っと使う人間が増えるだけでしょう。

この、日本で石油(ガソリンの価格)がここ、20年安くなって何が起こったか。これは皆さんはよくご存じだと思います。3ナンバーのガス喰い車が、道路上に溢れかえっただけの事ですね。結局、燃費が20パーセント良くなっても、車が2割増えれば、
走行距離が2割増えれば、大きな車に乗り換えてガソリンの消費量が増えてしまえば、同じか、それより悪くなるということです。

解決案はあります。試しに、ガソリンと軽油の価格を2倍に上げて見れば良いと思います。おそらく、燃費の良い車が売れて、ガソリンの消費量は少なくとも、2割は減るでしょう。(私の知人は、ガソリン代が3倍になったら車に乗るのを止めると言っている、彼は、月に数回、京都から若狭の方へ釣に出かける、彼が車を止めるだけでかなりの2酸化炭素が減るだろう)それでも、車に乗る奴は乗るでしょう。(麻薬見たいな物ですから)しかし、総量として減ることは間違いないでしょう。

そんな事をすると、貧乏人が困る?

代替を考えなければ確かにそうでしょう。でも環境負荷は確実に減ります。で、次に解決策を考えて見ました。そこで、得られたエネルギー税(2倍にするのに税金を掛けるのである)を、バス、電車、などの公共交通機関に投資するのです。・・・。さらに、自転車道の整備も行いましょう。つまり、やる気になれば幾らでも方法はあるのです。環境負荷の少ない交通手段にシフトさせれば困ることは無いだろうと思います。

確かに、開発途上国の近代化に問題は出てくるでしょう。(近代化の質を考えないでおけば・・・)しかし、われわれは、そうすることによって、違う発展のシナリオを提示することが出来るのです。今のままでは、我々は地球を喰つぶす事になります。そして、喰つぶした時に残されるのは、我々のかわいそうな子孫たちなのです。

危急の課題は代替エネルギーの開発です。

資金は上記の税金を当てることにしましょう。取り敢えず原発を総て止めて化石燃料にシフトしても良いでしょう、喰つぶすことに変わりはないのですから・・・。ただし、現行の化石燃料による発電にシフトした段階でエネルギーの価格が安くなった分を再生可能な代替エネルギーの開発に廻すのである。これはかなりの額に上るでしょう。

さらに、時間帯別に電気料金を取ることにしたいと思います。(これについては昼間はかなり高くなるでしょうが、省電力機器が売れるので相殺されると思います。これによって、電力会社は設備利用率が上がり、無駄な投資をせずにすむのです。(ただ、現状の電気料金の決定方法では決して安くなることはありません。原価の高い電気を作ったほうが電力会社は儲かるようになっていますから・・・)ですから、電気料金の発電原価を明らかにして貰う事、情報公開(企業情報の開示)がどうしても必要です。

独占企業ならそれは絶対、すべき義務がある!と私は考えます。

すべての発電所の発電原価をそれも時間毎の原価を明らかにして貰えば結構、太陽光発電などの電気の原価が競争力のあることが明らかになります。さて、私は、現在の電気料金を払うことを納得はしようと思います。その代わり、我々は、原発以外の方法で起こされた電気を買うことを要求しましょう。そして、その差額を代替エネルギーの、再生可能エネルギー源開発の原資にすることを提案しましょう。


な〜〜〜んて事を書いてたら・・・、こんな事になっちゃった。

1997年1月7日(火) 11時37分

高コスト是正策として、電力事業の分離・分割も検討へ=通産相

佐藤通産相は、今年の抱負の1つとして、エネルギーの高コスト構造の是正に取り組む方針を示し、電力事業を発電部門と送電部門に分ける「電力の分離・分割」についても検討していく姿勢を示した。

 閣議後の会見で語ったもの。

 同相は、「エネルギー問題では、外国との内外価格差、高コストの是正が迫られており、電気料金が安くなるように、もっと検討すべきだ」と語った。そのうえで、同相は、「電力の分離・分割問題は、これまでエネルギー庁でも、触れること自体タブーだったが、経済構造改革の流れのなかで、高コスト構造を是正するため、そこまで踏み込む必要もあると思う」とし、通産省でも検討していく可能性を示唆した。
 
 一方、最近の円安傾向について、同相は、「円があまり安くなっても困るが、日本は原材料を買って、加工・輸出しており、輸入・輸出の両方あるので、難しい問題だ」と述べた。

 [東京 7日 ロイター] 

なんてニュースが出た。やって貰いましょう。原発の発電原価も、明らかにしてもらおうではありませんか!そうでなければ規制緩和なんて言えないよね。