2000/02/20

「アナタハ イマゲンキデスカ?」



 
 

それはゆれながら

そっと静かにはじまるのです

昼の月は手持ちぶさたで

まるでシーソーの様な気分で

冴々と銀職人の匠を思わせる

微笑みさえ忘れたように

雲と風とで居るのです

草の葉をアンテナに借りた

鉱石ラジオが遠くアルデバランからの

午後3時の定刻放送を

「ジジ・・ガジジ・・」と話しています

心はその海の中にあって

浮きながら沈みながら漂うのです
 

「アナタハ イマゲンキデスカ?」

『光は草と星の話』 ‘99 奥村羊一    


友人の奥村羊一さんが、昨年の夏に宮崎県五ヶ瀬町で夏に彫った作品です。この人は・・・ちょっとばかり人間離れした変な人です。けど、普通の人です。石を彫るのが好きです。自然の中に居るのが好きらしくて・・・、でも、本人は「僕は都会が似合っている」と言ってますけど・・・、僕が考えるに、おそらく、都会では作品は作れないだろうと思います。