2002/05/03 6/25加筆・改稿 07/04さらに改稿  9/25加筆 2003/03/01さらに加筆

原野風車の動かない理由

下記の文章をご覧頂こう。
 
鎮西町議会便り
 
これは鎮西町の「議会だより」である。ここに載ってるのは原野氏が進めている風車 の件である。法的には国、県の手続きが終わっているのであるから、何ら問題は無いのであるが、どうも文句を付けたい人がいるようなのである。

(その後、関係者から聞き取りしたところによると、何と〜によると、法的には手続きは終わっていないらしい。ゴメン。)

ただ、その手続きに必要とされる書類は既に町役場に提出されているということである。では、その書類は何処にあるのだろう?役場に出されているなら、それ は速やかに処理されねばならないだろう。もし、その手続きを行わないまま、手元の置いたままで許可を出さないままで放置しておいて、上記の回答を行ったの なら、それはどちらに落ち度があった事になるのだろうか?

しかし、国・県に対して建設の手続きをしたと言うなら問題はないと言うことでもないのだろうか?

※その後、この風車の建設に関して明らかになったことを付け加えておく。この 風車に関しては農業施設として建設されたものであり、(確かに、風と言う自然の恵みを電力と言うものに変えるのだから本質的には農の業である)農地転用は 不要である。さらにこうした軽微な変更は何ら法的な手続きは不要であるらしい。で、建築許可も取ったと言うことなのでこの風車は何ら法的には違法でも無い 事となっている(2003/03/01)

いずれにしても、困ったことだわね。

これを取り巻く裏の事情を書いておく。この菖蒲区土地改良区というのは所謂、国営開発パイロット事業という農業目的に山野を開墾して農地にするもので補助 金がつぎ込まれている土地であり、ここに原野風車は建設されている。(勿論、国営開発パイロット事業自体は、農業自由化の中で元が取れるかどうかは不明で ある)

また、ここは佐賀県が産廃の処理場を建設を進めている地区でもあるのだ。(この記事は一部が写真で見えるけど第三セクターでやるそうな・・・)

そして、原野氏は、彼が立候補しなければ無投票になる筈だった前回の町議選に産廃反対を訴えて立候補した人物である。

実に地元にとっては面倒な人物である。だってこの産廃処理場へ賛成することで、何もしなくてもこの地区には金が落ちる。(これは原発と良く似た構造だ) それが良いという人々にとっては、実に目障りだ。

方や、 この原野風車には持参金が無い。ゆすり・たかりの道具になるものなら賛成するが、そうでないものには難癖を付ける。目先の金に目が眩んでいると次の世代か ら笑われるだろう。地方議会ではこの程度の人間が議員になって税金で支払われる歳費を貰う。

これって、串間市で風車が建設される前に風況調査をしたところ、その調査地点が後から国定公園内にあるというので慌てて他のところに建設したのと良く似て いる。

ちょっと考えれば間違っている、もしくは既に時代に合わなくなっている法を盾にしているのだ。かと言ってこの方々が法律こそが絶対だと思っている訳ではな い。ただ、そういう言い方をして嫌がらせをしているのだ。不法行為だとか言っているが、何のことは無い難癖を付けているだけなのだ。

町が指導する?何故に?風車が放射能を出す訳でもないだろうに・・・。産業廃棄物処分場なら問題があるだろう。地域住民の健康やそこで出来る農産物の汚染 などそれこそ、厳しく監視指導すべきだろう。無いのが一番だけどね!

この建設されている場所が国の補助金で作った農地だから?風車が立ってもその下では農業は出来る。現に立川町の民間風力発電設備は田んぼの中に立ってい る。 ここだって農地である。ただ、残念なことに地元が自分たちで立てたものでない。その点、この原野風車は、地元の人間が自分のリスクで立てているという点で は一番先進的な取り組みである。

デンマークでは農家が風車を立てている。アメリカだってそうだ。で、自然の恵みを人間が利用できるものに変換するのだからこれはまさに農業と同じなんだ。 まさに風車は「農業施設」だ。そうした先進地では積極的にそれを支援し進める法案を作ったりしてきている。

それこそ、自然を破壊する産廃の処理場とは本質的に違う。だが、金が来る産廃には条件つけて賛成し、自然の恵みを人間の為に、それも補助金をせびらずに自 己資金で進めようとする人の行動に嫌がらせのように議会で質問するやつがいるなんてのは初耳だ。

関係者によるとによれば、この議員さんは「風車はいい事だ」と言っているらしい。ならば、こういう質問をするのではなく、地域の議員としてそれを積極的に 支援すべきなんじゃないだろうか?むしろ、自らも調べて原野氏のところへ足を運んで学ぶべきだろう。

本来の議員の仕事ってそういうことだと思う。ただ、何とはなしに風車は良いと思っているとしたら、それ自体が問題だろう。どういう問題があるのか、どうし たらそうしたものを進められるのか。どういう支援策をとるべきか。それを調べるのが議員に課せられた使命であるだろう。それが、特別公務員として税金から 歳費を受け取ることの意味であるのだと思う。

そして、ここに日本の戦後のまともでない民主主義の姿が見える。残念なことにこれが日本の現状なのだ。そうしか考えられない仕組みになってしまっているこ とが哀しい・・・。


2002/06/20

あらら・・・。佐賀新聞こんな記事 が!

産廃処分場建設へ組合結成

 東松浦郡鎮西町菖蒲に民間業者が進める産業廃棄物処分場の建設計画で、計画に同意する地区の住民らが地域振興を目的とした「菖蒲地区地元活性化事業協同 組合」(任意団体)を結成した。

 十四日の同町議会一般質問で、梅村譲治助役が明らかにした。

 計画を進めるのは「東亜環境」(本社・福岡市)。建設地は県が第三セクターで建設計画を進める管理型処分場用地の隣で、県有地への進入道路として県と三 セク「県環境クリーン財団」が計画しているルートの一部も同社が取得している。

 五月末に開かれた地区集会では、賛同する住民から「地元には雇用の場がなく、過疎化が進んでいる。地域活性化のためにも建設段階から雇用の場を要請した い」との意見が出ていた。


いやいや、凄い話です。貧すれば鈍するとはこの事でしょう。毒を喰らわば皿までも、ってのもこう言う事です。金をくれるなら自分ののところにゴミを捨てさ せても良いんだというのは何か悲しい発想ですね。

私は、原野氏が進める風力発電事業とかのほうが地域活性化に繋がると思う。補助金もらってやってたって結局、その補助金が切れたらお終いになる地域活性化 事業の何と多いことか・・・。

お金貰って、 ゴミを捨てさせるったって永遠にゴミを受け入れることなんて出来ないのだし、自ら生産することなのない福岡という自家中毒状態の不健康な現代都市から出て くるゴミを受け入れてそのおまけについてくる金で暮らそうなんてちょっと違うんだと思う。

言って見れば先祖伝来の土地にゴミを捨てさせてそれで楽をしようなんて事ではないか。これじゃ、ご先祖様が草葉の陰で泣きますわね。

確かに 現世代の方々には美味しい話なんでしょうけど、残された土地に住まねばならない次世代は大変です。「子孫に美田を残さず」とは言いますけど、「ゴミの山残 します」は、無いでしょう・・・。

嘗て、この美田を残さなかった時代には産業廃棄物なんてものは無かったのだから、この言葉は限定的に使われねばならないだろう。

偶々、現世代は、先に生まれてきただけですもんね〜。早い者勝ちって、フェアーじゃないですよ。ゴミの山って片付けるだけでも大変ですからね〜。未来の人 たちの家にゴミを投げ込んでいるようなものです。ちょっとそれは無責任ですわね。

これは現世代における未来世代への収奪行為と言っても良いだろう。

もう少し付け加えておくと・・・。

原野風車は15軒分ほどのCO2と放射性廃棄物を出さない、太陽起源の環境負荷の無い「きれいな電気」を作るのだから、この地区はそれによってこの地区で もクリーンエネルギーの利用と言う点では最も進んだ地域になるはずである。

それも、金を自分で出さないで出来るのである。それを、難癖をつけるのであるから、勿体無いことである。これでは日本中から笑いものにされるだろう。私は そのことに早く気がついたほうが良いと思う。


2002/09/19

上記の産廃の処分場に関して事態の進展があった。以下は地元新聞の記事である。

http://www.saga-s.co.jp/pubt/ShinDB/Data/2002/09/15/109_07.html

県の三セク産廃処分場、環境保全協定に調印
掲載日2002年09月15日 <自>写有

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〈県の三セク産廃処分場、環境保全協定に調印〉

東松浦郡鎮西町菖蒲に産業廃棄物処分場を建設する県の第三セクター「県環境クリーン財団」(理事長・井本知事)は十四日、隣接地の唐津市湊町の地区産廃対 策協議会(開田政廣会長)と環境保全協定に調印した。湊町の反対で難航していた計画は、協定調印で大きなハードルを越えた。

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調印したのは、ばい煙や処理水の排出基準、環境調査内容を盛り込んだ「環境保全協定書」、監視委員会活動を明記した「付属協定書」、上水道整備や民間処分 場計画への対応を文書化した「確認書」、地域振興委員会設置についての「念書」の四書面。

内容に応じて県や市などが立会人として署名に加わった。

湊公民館であった調印式で井本知事は「環境保全に万全の配慮をして地域の人が安心できる施設運営を行う。問題が起きた場合は県が責任を持って対処する」と 述べた。開田会長は「日本一安全なモデルとなる施設にしてほしい」とあらためて要望した。

調印後、知事は湊町住民が建設阻止を求めている民間の処分場計画について「法に基づく申請なら対応が難しい面もあるが、仮に申請があれば三セク施設以上の 安全性を求めたい」としたが、歯止めのひとつになる住民同意を要件とした事務要領を存続させるかどうかは「これから考えたい」と明言を避けた。
(小野)

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〈調印にも思い複雑〉

産廃処分場の問題が浮上して十年。計画隣接地の唐津市湊町住民は「絶対反対」の旗を降ろし、財団と環境協定を結んだ。湊地区産廃対策協議会会長の開田政廣 さん(74)は調印式のあいさつで「十年に思いをめぐらすと…」と、複雑な思いに言葉を詰まらせた。

当初は反対運動の先頭に立った。だが「強行されると地元の要求は何ひとつ受け入れられない」と「条件付き容認」にかじを切った。より厳しい内容への協定修 正を求める声は今も残る。対策協幹部の多くが「容認」に傾きかけたころから、町内で賛否をめぐる対立も激しくなった。記名方式の「住民投票」実施をめぐっ ては「強引」との批判を受け、会長辞任も口にした。

協定の最終修正案を対策協に説明したのは調印前日の夜。ぎりぎりまで内部協議が続いた。地域振興策協議をはじめ、賛否や運動をめぐって生じた町民のしこり 解消など課題は残る。「これから区民一丸で対処したい」と語った。



これ以前の経緯を書いておく。この絶対反対が覆ったのは実は、知事が現地へ足を運んで住民に説明会を開いたのである。

わざわざ知事さんが出てきて「私が責任を取る為にこの第三セクターの社長になります」とか「県内のゴミをそのままには出来ない。どこかが作らねば成らな い。そして、そうしたものを受け入れるところはそれによって地元振興に役立たないといけない」とか「私はダムや発電所など様々の問題に地元だけが犠牲にな らないよう何かメリットがあるように取り組んできた」とか「第三セクターにしたのは議会とかへの対策で様々の問題をスムーズに解決するためにそういうふう にしたのだ」とか腹を割って本音を出して話したということであった。

で、知事さんがそこまでいうならと人のいい地元は天秤に掛けて?ウンと言っちゃた訳ですわ。

これでも変だよね。

だって、「私が責任を取る為にこの第三セクターの社長になります」って言っても知事として責任を取るのは知事である限りでしょう。もし、次 の選挙で落選したら、次の知事がその責任を取るということだったら、本当にこの私がと言った部分は限定的である。次の知事は自分がやったわ けでもないものなのに責任だけ追求されるんでしょう?

それほどまでに言うならば「何か有った場合は知事でなくなった場合でも個人として私財を擲ってでも責 任を取る」と言うぐらいのことはやるべきだろう。

そもそも第三セクターと言う仕組み自体がどれほど、問題の多い仕組みかが問われている時代にこうした仕組みを取り入れること自体に問題はある。その理由は 多くの第三セクターと言うものがチェック機能を持たないために経済的に破綻したのである。

特にこの産廃施設の場合は、失敗したら地元住民がその被害を蒙るのである。その住民が地域振興委員会設置なんて飴玉で白紙委 任をしてしまっているのだ。これはお人好し過ぎると言われるだろう。

で、「県内のゴミをそのままには出来ない。どこかが作らねば成らない。そして、そうしたものを受け入れるところはそれによって地元振興に役立たない といけない」てのは、嫌なものを受け入れたらご褒美を上げるね。って事でしょう?特別に君たちには良くしてあげるからってのも変だわ。

また、「私はダムや発電所など様々の問題に地元が犠牲になるだけではなく何かメリットがあるように取り組んできた」ってのは過去にこうした 問題は総てそういう手法でやってきたということを自ら白状したと言うことでもある。

そして。今回のこのような問題に関して地元が協定として確約させねばならないことは、責任を追及できる制度を担保することだ。

1.如何なる時でも立ち入り調査・検査をする権限を持つこと
1.事業の年限を区切ること
1.知事の個人責任を確約させること
1.現状復帰の責任を確約を明記させること

1.総ての情報を開示させること

等であろう。それはお金を貰う以前の最低限のお約束である。もし、産廃処理施設で何か問題が起こったら被害を受けるのは地元住民であるからだ。それは県の 役人でもなければ知事本人でもない。また、こうした産廃が出ないあり方をどう築いていくのかの研究を進めることが求められるのだ。



さて、先に、私がこの程度の人間と思ってしまっていた議員が実は町議会で実に!真っ当な質問をしたのだ。「第三セクターで行うと言うが、このトップに知事 がなると言うのでは、本来、こうしたものに管理監督するものが居なくなるではないか。それこそ、責任が取れるか?」と聞いたのである。

先に私が問題だと指摘していた点である。さすがに被害を一番に受ける可能性のある地元の議員である。彼には是非、頑張ってもらいたい。そして、白紙委任を してしまった湊地区で本来、確約を取るべきだった上記の様な条件を勝ち取って欲しいものだ。これは、絶対に譲ってはならない点であり、それを制度として勝 ち取ることが税金で歳費を貰って仕事する議員が為すべき仕事なのだ。

議員は行政当局にいちゃもんを付けるだけが仕事ではない。議員提案で代替案を提示するのも本来の仕事だ。そうした建設的意見を述べてこそ本物だろう。是 非、この井川議員にはいい仕事をして頂こう。

※本当に私はこの人を見損なっていたのかもしれないね。すまない事です。期待してますよ〜〜〜。



2002/11/16

産廃処分場建設、環境保全協定に調印 今月中に着工−−県・財団と鎮西町/佐賀

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021116-00000002-mai-l41

 県の第三セクター「県環境クリーン財団」(理事長・井本勇知事)が鎮西町菖蒲地区に産業廃棄物処分場を建設する問題で、県と財団は15日、鎮西町と環境 保全協定を結んだ。隣接地への民間産廃業者の進出計画が絡み、地元住民との協定が出来ず、町側との締結で決着、当初の方針通り今月中に着工することになっ た。

 同町役場での調印式には井本知事、酒井幸盛町長、町区長らが出席。井本知事は「生活環境に配慮した安全・安心な施設を建設する。管理運営も万全の対策を 講じたい」とあいさつ。酒井町長も「地元調整は残念ながら出来なかったが、町としては協定締結で生活環境保全に努めたい」と述べた。

 協定書は、9月に下流域の唐津市湊地区と交わした内容に準じ、環境対策では国の基準より厳しい排出基準を設定。被害発生時には住民代表を加えた調査委員 会を設置する。産廃の運搬経路は、原則的に県道鎮西唐津線と町道高野菖蒲線に限定した。併せて結んだ覚書では、地域振興策について「誠意を持って協議し計 画的に実施」と記載、12月末までに具体的内容を詰める。

 建設予定地の周囲は約2年前から、民間業者が土地を買収。取り付け道路の確保が難航していたが、財団側は「工事用進入道路の用地は確保した」として来週 早々にも仮設工事に着手。年度内に造成を開始し、05年度の稼働を目指す。



2003/03/01

傷害容疑など会社員を逮捕   掲載日2003年02月06日 <自>

県警警備一課と唐津、呼子署は五日、威力業務妨害と傷害の疑いで、福岡市中央区大手門、会社員古内義人容疑者(55)を逮捕した。

調べによると、古内容疑者は一月八日、東松浦郡鎮西町菖蒲の県発注による道路工事現場で、建設業者の現場責任者(34)に対し「今すぐやめろ。何で人の土 地を勝手に工事しよっか」と威迫。責任者の顔を殴り、軽いけがをさせた疑い。

現場は、県が計画を進める産業廃棄物処分場建設のための工事用道路。福岡市の産廃処理会社が、県予定地の隣に処分場の建設を計画しており、古内容疑者はそ の会社の関係者。

県は県警に一月中旬、威力業務妨害で古内容疑者を告訴、傷害で告発していた。同容疑者は「殴ったが、けがはさせていない」と供述しているという。



この二つの記事の関連性は・・・

県は町と協定を結んだ。菖蒲地区を差し置いて・・・。そして 、菖蒲地区の一部住民の望んでいた民間業者の処分場には許可を下ろさなかった。そして、この 県の処分場への取り付け道路はこの業者が抑えていた。既にこの民間業者はこの地区の有力者と言われる人たちにかなりの金を渡していることは地元では広く知 られている話である。

ここに見られるのは、

借金をしながら「まずい」と気づきつつも、「それが普通なんだ」と言いつのりながら生活をする人たち。

そして、その弱みに付け込む悪魔のような借金取り。

「それはまずいじゃないか」とはっきり口に出して自立する未来に足を踏み出してしまった人。


この日本という歪んだ国家の縮図である。そして、若い世代がこの不良資産を引き継ぐことになる。ただ、若い世代 にはこのことが明確には伝えられていない。   


2003/07/15

上記の件に関わることで、新たにHPで情報が公開された。
ちほう行政新聞  http://www.wopack.com/~set/index.html

 原野氏の友人が作られたHPである。ここでは以前、上で書いた原野氏の選挙の件に関する新聞記事などが掲載さ れている。詳しい解説はまた、書くとして取り合えず、読んで見られることをお勧めする。ただ、あんまり読みやすい内容ではないで覚悟の上でね。