1998/02/18 
きれいな電気汚い電気が同じ値段はおかしいね

  
 
 一般の消費者・需要家                     太陽の恵み  
             
  ↑                                    ↓       
                |
 電力会社            屋根の提供者    |     市民共同発電所 
(原発・火力)                          |       (太陽電池)   

         ←        で         ←           
        約25円               約25円           
汚い電気     →      消費者           きれいな電気
                                     |   (実は原価125円ほど)
    ↓                               |                
 
放射性廃棄物・CO2                              
  
※ (処理費用は電力会社の電気代には含まれていない)           
※ (CO2の再固定化はされていない)                       
 ※ (24.70円は関西電力の場合、他はもっと安い場合も有る)          
 
 

私たちの発電所で作っている きれいな電気 は原価計算をしてみると、1kWあたり125円(今は金利が低いので100円ほど?勿論、これは設置年度によって違います)ほどになりました。で、それを約25円で社会に対して供給している事になるのですから、まったくおかしな話です。

原発や火力発電所でつくった 汚い電気 を送り付ける電力会社と電力会社の好意による余剰電力の購入メニューで同じ価格で電気を取り引きしなければいけないのは何かおかしいのではないかと私たちは思うのです。変でしょう?変じゃないですか?

私たちはこれで、特にお金儲けをしようとしている訳ではありませんが、これはあまりに不公平ですし、また、国からの補助金による年度ごとの設置者の負担の違いも生まれています。これは明らかな社会的不公正です。こうした事を正すのが政治です。 (ま、今の政治は補助金をさす事だと勘違いしている方が多いけど・・・)

(補助金を貰ってくるのに口を利くのを仕事と思っている間違った議員さんが多い。こうした不公正を正す枠組を考えて実行に移す為の法案、条例案をつくるのが仕事なんですよ。お分かりですね。分からない様なら辞めなさいって言いたい)

さらに、我々の作っている電気は、実はこれが日本の電力料金を上げている原因の一つである昼間のピーク需要を下げる効果を持っています。電力会社は労せずしてこのピークカットが出来ると言うのに、「太陽光発電を支援する為、好意で電力を買い上げる」と言う程度の扱いです。むしろ、太陽光発電設備で作られた電気はもっと高い価格で買っても良い筈です。 (ですから、余剰電力という考え方は、絶対に止めるべきです)
 
かと言って、電力会社に125円で電気を買えと言うのもおかしな話です。これは送電線に繋がっている全ての消費者のもとに届いている電気です。ですから、社会全体で支える必要があると考えます。 その方が分かりやすいでしょう?
 
そこで、我々は設置年度ごとに価格が変わるレートインセンティブによる公正な支援制度を作るように求めているのです。
 

ヴァーチャル・シンクタンク 「未来プランニング」主席研究員 中川修治