しかし、残念なことにここはNEDOの草の根支援の補助金を原資に組み込んでしまったの
と寄付金(免罪符の販売?)でつくってしまったので、問題の所在が
どうもはっきりわかるようになっていません。305万円の総費用で設備の半分近い150万?が国から出ています。(国が出したってのは私らの税金だわ)
はっきり言って、国が出した補助金の出し方は制度上、根本的な欠陥問題ありだと思っています。その結果は、不公平で不公正ですからね。後からやったほうが
うんと得ですって公言してるようなもんですもん。公金を使って不公正の拡大ですよ。だってそうでしょう?それをありがたがっていると思ったら大間違いです
からね。私は、補助金使って人の善意を買い叩いていると思っていますよ。
しかし、関係者の話では「やっぱり尼崎は貧乏なんやわ。寄付金でやりましょうって言ってもそれを出せる人が居らん。関東ではやったら直ぐに集まるみたいや
けど、やっぱ難しいな」だって・・・。いや、関西人はしっかりと計算してるんじゃないですか?誰もが損しないで出来る様になったらしますがな。みんな自分
が損するのは嫌なんです。誰かが損しても構いません。自分さえ得すれば良いのだと思っていますよ。それが今の世の中の常識なんですから・・・。
発電所一個作っただけでは皆さんの誰もが出来るものでは有りません。一部の人だけしか出来ないのでは意味がありません。
ここの屋根に使われた京セラの太陽電池の生産量の半分は欧州向けに輸出されているんですよ。今年の日本での太陽光発電の生産量は70万キロワット、で、そ
の3分の1は輸出されてます。来年は100万キロワットですが、来年は半分以上が海外へ出て行ってしまうのではないでしょうか・・・。
やっぱりね、根本的な解決策は、ドイツのような発電原価保証策をどう実現するかだと思います。
※ドイツの支援策は社会の資金をエネルギーの生産財へと固定する仕組みだ。マーケットメカニズムも巧く使われている。日本のとんでもない支援策とは大違い
だ。ずるい官僚とせこいメーカーが人のいい市民を騙しての二人三脚で拡大した市場は来年、止まるだろう。
善法寺保育園の周りの全ての屋根に太陽光発電が設置され、みんなが良かったね。食い潰しじゃなくて、きれいな電気で暮らせるんだね。という風な社会に出来
るかどうかです。これはこのプロジェクトが担った重い課題です。次の運動の展開に期待しましょう。いろいろ、学ばれたでしょうからね・・・。まさか、これ
でお終いと言うことではないでしょう。
文責:中川修治