KLES−p1[陽だまり1号」
46億年の歴史をきざむ青い星「地球」…人間の産業活動を発展させてきた膨大な量の化石燃料の燃焼は、この星を温暖化させ
それに代わる原子力発電も、運転上の危険とやり場のないゴミをかかえもう、これまでの
エネルギ−システムの継続だけを許さないところにきています。
見上げれば、万物の営みをささえ続ける太陽エネルギ−
太陽にもっと近ずき、そのやさしい輝きをそのまま暮らしに生かそうと
宮崎で始まり、滋賀県で事業化への足がかりを作った「市民共同発電所」運動を
大阪でも展開しようと思います。遠く離れた地域に、大型の発電所を建て、大型の送電線で、都市にエネルギーを送る、
そういうシステムが、住民にリスクをかける原発を激設させ、温暖化を促進する火力発
電を容認し、都市生活者を無力にさせてきました。地域のエネルギ−は地域で…、再生可能な自然のエネルギーをつかって…。
そう考えると、私たちにできることがたくさんあります。
KLESは、地域・自然との共生を、循環型社会を、言葉だけでなく本気で実践するた
めに研究し行動する「NPO]です。99’夏、工場の屋根に「太陽光による市民共同発電所・陽だまり1号くん」を建設します。
この、きれいな電気をつくることこそ次世代への贈り物
1口「200、000円」の出資で誰でもこの発電所のオ−ナ−になれます。
あなたも、この21世紀型市民事業に参加なさいませんか?関西ローカルエネルギーシステム研究会
KLES−P1代表 藤永延代
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設置受け入れ先の工場(西側から) 設備設置予定の屋根
第一期工事「5キロワットシステム」 工場の屋根 約50u使用設備計画 総出力 5キロワット
資金計画(価格予測は98年実績に基づく)460万円
予定出資者会員(公募)23人×20万円=460万円
・売電計画 5KWシステムの売電 予想発電量 年間 約 5000KW/h
売電価格:約25円 年間5000KW/h×25円=110000〜125000円
共同事業者1人:年間5000円の売上 110000〜120000÷23= 約5000円
耐用年数:20年で試算(実際は30年ともいわれる、20年以降屋根提供者に売電金額の半額を返還の予定)
投資回収:5000円×20年=100000円で、半分。 現行電気料金で投資回収年数は金利を計算に入れなくて30〜40年かかる。
KLES−Rでは今回、これまでの市民共同発電所設置プロジェクト実施に加えて
“きれいな電気”を社会的に意義あるものとして位置付ける新たな取り組みを始めます。・われわれが目指すア−ヘンモデル「レート・インセンティブ」の考えかた
先行投資者が損をしない価格で出来てきたきれいな電気を社会的な評価の対象とするもので、将来、売買電価格が変わった場合も先行投資者に返還される金額は変わらないため損をすることが無いと言うものである。また、電力会社の供給する環境負荷の高い電気と違うことを価格面で適正に評価するための仕組みである。ドイツのアーヘン市で最初に行われたレートインセンティブモデルを参考に、電力会社とは違うところが基金運営主体となる仕組みを全国で初めて実行に移すものである。
※ 以下は試算値です変わる可能性があります。
仮に、この資金を銀行借入した場合(金利4%に設定)
4600000×0.04=184000円(年間) 184000×20年=3680000円
ト−タルイニシャルコスト460万円+368万円=828万円 発電量=100000KW/h 5000KW/h×20年
太陽光発電コストはKWあたり「83円」と考える
関西電力の買取価格 25円で固定 きれいな電気生産奨励金(適正価格保証金)
(1995年建設「ひむか1号」の設置コスト 150円/kwh 125円)←参考数字
1997年 「てんとう虫」 110円/kwh 95円
「大地21’」 110円/kwh 95円
1998年 「じゃがいも」 90円/kwh 65円
1999年 「陽だまり1号」 83円/kwh 58円
電力会社との買取価格との差額を「きれいな電気生褒賞金」とするこれがKLES支援プロジェクト(日本版ア−ヘンモデル)
※ 我々の新システムにだされる補助金を基金として99年年度分から実行に移すことにします。
・現状で補助金をそのまま使った場合 仮に、この資金を銀行借入した場合(金利4%で計算)
設置費用 460万円−155万円=305万円
3050000×0.04=122000円(年間) 122000×20年=2440000円
ト−タルイニシャルコスト=5490000円 発電量=100000KW/h 5000KW/h×20年
太陽光発電コストはKWあたり「55円」と考えるべきで、現状では30円ほど設置者が損をするということになる
現行の補助金はこのシステムで≒1550000円 1550000×20年の銀行利息=(0.2%) =62000円
我々の新システムにだされる補助金をア−ヘンモデル基金として99年から実行
注意点
- 次々と同じ様なプロジェクトを実行に移しますが、、この支援策を実施した場合、資金は2年ほどで払底します。これに参加する方はその事を十分にご承知ください。
- このプロジェクト自体は地方自治体等において同様の内容の支援策が実行に移される段階でその業務を移行する事を考えています。
- プロジェクトが上記の支援策をえられない場合は財政的に破綻しますので、金儲けとしてこのプロジェクトに出資しようと言う方の参加はご遠慮頂くほうが良いかと思います。